Earthbeatでは、生木からつくる器と、その制作から生まれる木を使ったインセンスをつくっています。
WoodとSmoke。ひとつの木からつながる、二つのものづくりです。
Wood
Incense Bowl
インセンスボウル
生木から削り出した、インセンスとともに使う器。

Earthbeatのものづくりは、伐られて間もない、まだ水分を含んだ木と出会うところから始まります。
その木を、足踏みロクロで一つひとつ削り出しています。
器の中には、インセンスを立てるためのホルダーを置いて使います。
インセンスを焚くほか、そのまま器として使うこともできます。
生木と足踏みロクロ
足踏みロクロは、人力で木を回すロクロです。
足で踏みながら木を回し、その動きに合わせて刃物を当てていきます。
削り終えたあと、木は乾燥しながら揺らぎます。
真円だった器が歪んだり、その木ならではの形へ変わっていくことも、生木からつくる面白さのひとつです。
手仕事の痕跡
足踏みロクロで回る木に、刃物を当てて削っていく。
器には、そのときの刃物の動きが削り跡として残ります。
足でロクロを踏み、身体のリズムで木を削る。
そのリズムも、削り跡となって器に現れていきます。
その跡をすべて消して均一に整えるのではなく、そのまま残しています。
光が当たると、削り跡と木目が重なりながら、見え方が変わっていく。
水面に広がる水紋のような景色を、器の中につくりたいと思っています。

インセンスを焚く
器を削るとき、最後までロクロとつながっている部分が残ります。
その部分を切り離して整え、インセンスを立てるためのホルダーにしています。
Earthbeatでは、これを「Core Holder」と呼んでいます。
Smoke
Hand-Rolled Incense
ハンドロールインセンス
器づくりから生まれる木を使った、手巻きのインセンス。
足踏みロクロで器を削る中で生まれた木を乾燥させ、粉にして原料にしています。
その木を使い、一本ずつ手で巻いて仕上げています。

器から、煙へ
足踏みロクロで生木を削ると、たくさんの削り屑が生まれます。
その削り屑を乾燥させ、粉にし、実際に焚いて確かめながら使うものを選んでいます。
器を削った木が、インセンスとなり、やがて煙へつながっていきます。
一本ずつ、手で巻く
木を粉にし、材料を練り合わせて、一本ずつ手で巻いていきます。
太さや形をそろえながらも、一本一本まったく同じにはなりません。
手で巻くことで生まれる、そのわずかな違いも、このインセンスの面白さのひとつです。
香料は使わず、素材そのものを生かしてつくっています。
木から生まれる香り
現在は、桜の木を使ったインセンスをつくっています。
やわらかく、どこか甘さのある香り。
火をつけると、木の持つ香りが煙とともにゆっくりと広がります。
どこか外の空気を思い出すような、素朴な香りです。

立ち止まる時間
インセンスに火をつけると、煙が立ち上がり、やがて消えていきます。
そのあいだだけでも、手を止めて、少し立ち止まる。
何かを考えてもいいし、ただ煙を眺めていてもいい。
何かを始めるときに焚いて、時間を切り替えるスイッチにしてもいい。
誰かと一緒に、その香りの中で過ごしてもいい。
Earthbeatでは、インセンスをそんな時間のきっかけのひとつとして考えています。